アラサー薬剤師@pharmbook93のブログ

一般の方向けに薬局や医療、健康に関する情報を発信!

いつ?どこで?なぜ?マスクしてますか?

 

アラサー薬剤師です。

 

5月8日より新型コロナウイルス感染症法上の分類が5類となりました。さらに前、3月13日からはマスクの着用について「個人の判断が基本」と発表されました。

 

あっという間なのか、まだまだなのか…。分類が変わってからは一ヶ月以上がたちました。皆さんはマスク、どうしてますか?

 

正確には、5類になったこと=マスク解禁!もうしなくて良い!自由になった!!ではありません⚠️

詳しくはインスタのほうで投稿を作っているので、ぜひご覧下さい!

 

 

 

私の主観的な印象ですが…

・右肩上がりでマスク無しの方が増えている

一方で、

・仕事中、通勤途中の方は有り、プライベートの時間は無し

(仕事の格好、装いをしていても退勤後と思われる方は無し)

という感じです。

 

これはやはり所属している職場、会社などの方針が関係していると思います。おそらく勤務中は着用するよう指示があるのでしょう。

しかし、マスクは「指示」があるからするものでしょうか?

 

私は調剤薬局に勤務していますが、残念ながらマスク無しの患者さんが増えている印象です。患者さんであるうちは「勤務中」ではないので、着用の「指示」がないということでしょうか。

 

今一度、

 

いつ・どこで・なぜ

マスクを着用するのか

 

思い出していただきたいです。

下記に厚生労働省のサイトから引用した資料を転載します。こちらもぜひ、ご覧ください!

 

 

ハッキリと記載されてはいませんが、『薬局』も医療機関などと同じ『スクの高い方』、『高齢者』や『基礎疾患のある方』が来られる場所です。そういった方へ感染を広げないために、自らを守るために、外出する際はマスクの持参を忘れずに!状況に応じて着用してください!!

 

その他、

・セルフチェックに活用する検査キット

・ご家族が感染した場合のポイント

に関する資料も厚生労働省のサイトに掲載されていますので、合わせてご覧ください↓

 

参照サイト:厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/covid-19/kenkou-iryousoudan.html#h2_1

 

薬局、薬剤師が患者宅にあがるということ

はじめての記事です。よろしくお願いします。

こちらのブログでは、

インスタ

@pharmbook93

での投稿に載せきれなかったことや、文章の方がわかりやすかな?と思うようなこと、日常業務の中で考えたことなどを記事にする予定です。

 

最初の記事は、在宅医療として薬剤師が患者さまのご自宅を訪問するサービス「居宅療養管理指導」についてです。

 

詳しいサービスの内容や料金の目安などについては、

インスタ

@pharmbook93

で紹介しているのでよろしければご覧ください。

 

今回はそのサービスや「訪問」が、一般の方にとって、どのようなイメージなのか?考えてみましたので記事にします。

 

サービスを開始して間もない方の出来事です。患者さまは認知症で、ご家族さまと二人暮らし。

実際にサービスを開始する前に、ご家族さまと訪問看護師などが同席のもと会議を行いました。どういったことでお困りか、現状の課題や今後のことを話し合う会議です。とりあえずは薬局が手元に残っている薬を整理し、次の日にご自宅へお届けすることになりました。

伺う前にご家族さまへお電話をしました。

 

薬剤師「これからご自宅に伺います。ご家族さまはご自宅にいらっしゃいますか?」

ご家族さま「仕事中なので、同席できません。玄関の宅配ボックスに入れておいてください」

 

「薬局、薬剤師が自宅に来る」「訪問する」と聞くと、皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょうか?

昨今では当たり前になった(?)ウー○ーイーツとまではいかないまでも「お店に行かなくてよい」「薬を届けてくれる」というイメージが強いのであろうと思います。

 

もちろん、それも間違いではありません。

今回もご家族さまのご希望通り、宅配ボックスへ薬を入れて施錠しました。

ただ…「薬剤師が自宅にあがる」「靴を脱いでベッド近くまで来る」という光景はイメージされにくいようです。

 

「在宅医療」を開始する場合、薬局・薬剤師に限らず医師、看護師や介護士、ヘルパー、ケアマネージャーなど様々な職種がチームとなってその患者さまのために取り組みます。

サービス始める前には、患者さまやそのご家族が同席のもと、チームのスタッフが集まって会議をし、どういったサービスを行うか話し合います。その会議の場で、より具体的なサービス内容を決められるとよいのですが、限られた時間の中では難しいこともあります。課題を確認するまでに留まってしまったり、今回のように「とりあえず…」というような段階までしかお話を進められなかったり。

 

訪問介護」や「訪問看護」と聞くと、スタッフが自宅にあがり込んで介護や看護のサービスをしてくれるという状況をイメージしていただけます。

ところが、それが「薬局」「薬剤師」となると、宅配ボックスに薬を届けるというイメージになってしまっていたようです。

 

今回は、患者さまご本人が認知症であること、サービスを開始して間もないこと、ご家族さまが同席できないことなど様々な状況もあり、上記のような対応をさせていただきました。

本来は…

・患者さまご本人のそばまで薬剤師が伺い、体調や薬の状況を確認する

・薬を飲みやすいように、分かりやすいようにセットする

などといった、もっとたくさんのサービスが受けられます!

 

はじめはご家族さまに、拒絶されてしまったかな?受け入れられていないかな?と少し不安になりましたが、お届けが完了した後に再度お電話すると「助かります」「これからもよろしく」とありがたいお言葉をいただけました。

そして、はじめの会議の際の、薬局のサービスに関する説明が不十分であったことを反省しました。「薬を届ける」だけでも、これだけありがたいお言葉をいただけるのだから、もっと薬剤師として貢献しなければいけないと感じました。また、本来の薬剤師としての役割を、在宅医療の中で示していかなければいけないとも感じました。

「薬を届ける」だけであれば、薬剤師でなくてもいいからです。ウー○ーイーツで良いわけです。